【必見】ブログ投稿における注意/禁止事項を掲載

ブログ投稿における禁止事項は、以下のような法律や規制に基づいています。それぞれが具体的に何を禁止しているかを、該当する法律とその根拠となる条文とともに解説します。

名誉毀損や侮辱行為

  • 名誉毀損罪(刑法230条)
    公然と事実を摘示して他人の名誉を毀損した場合に適用されます。たとえ真実であっても、不必要に公開することで名誉が損なわれると罪に問われます。
  • 条文:「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金に処する」
  • 侮辱罪(刑法231条)
    事実を摘示せずに他人を侮辱した場合でも、犯罪行為とみなされます。
  • 条文:「公然と人を侮辱した者は、拘留または科料に処する」

プライバシーの侵害

  • 個人情報保護法
    他人の個人情報を無断で収集・公開・使用することは禁止されています。個人情報は、名前、住所、電話番号、写真などが該当します。
  • 条文:「個人情報を取り扱う者は、当該個人情報の利用目的をできる限り特定しなければならない」(個人情報保護法15条)
  • 民法709条(不法行為に基づく損害賠償請求)
    プライバシー権の侵害により、損害賠償を請求されることがあります。無断で他人の情報を公開し、その結果被害を与えた場合、不法行為として認められる可能性があります。

著作権侵害

他人の著作物を無断で使用することは著作権法によって禁止されています。著作物には、文章、画像、音楽、動画などが含まれます。

  • 条文:「著作者は、その著作物を無断で利用されない権利を有する」(著作権法17条)
  • 違反時の罰則:「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれらの併科」(著作権法119条)

誹謗中傷やヘイトスピーチ

  • ヘイトスピーチ解消法
    特定の人種や民族を侮辱する発言や投稿は、ヘイトスピーチとみなされ、社会問題として取り締まりの対象となります。
  • 条文:「何人も、特定の民族や人種に対する不当な差別的言動を行ってはならない」(ヘイトスピーチ解消法2条)
  • 刑法(侮辱罪、脅迫罪)
    特定の人種や国籍に基づく暴言や脅迫も、侮辱罪や脅迫罪に該当する場合があります。

違法な商品の販売や勧誘

  • 薬機法
    無許可で薬品や医薬品を販売、宣伝する行為は、薬機法に違反します。
  • 条文:「医薬品の販売に当たっては、所定の許可を受けなければならない」(薬機法24条)
  • 特定商取引法
    マルチ商法や無許可の勧誘行為も、特定商取引法で規制されています。
  • 条文:「連鎖販売取引は、所定の届出を行わなければ違法である」(特定商取引法33条)

虚偽の情報や誤解を招く内容の発信

  • 景品表示法
    誇大広告や虚偽の宣伝は、景品表示法により禁止されています。誤解を与える情報を提供して消費者を誤導する行為が該当します。
  • 条文:「不当な表示をしてはならない」(景品表示法5条)
  • 消費者契約法
    消費者を不正に誘導する行為も違法とされ、虚偽情報に基づく契約は無効です。

まとめ

これらの法律は、ブログ運営に関わるすべての人が遵守すべきものです。適切な情報発信を行い、法的リスクを避けることが重要です。

ブログを運営する際の注意点

  1. 個人情報の取り扱い
    ブログには個人情報を載せないよう注意が必要です。自分のフルネーム、住所、電話番号、学校名などを公開することは避けるべきです。また、写真や動画を投稿する際にも、顔や周囲の環境が特定されないよう気をつけましょう。
  2. 著作権に対する理解
    他人が作った文章や画像、動画を無断で使用することは著作権侵害にあたります。ブログに掲載する際には、必ず自分で作成したコンテンツか、使用許可を得た素材を使うようにしましょう。特に、インターネット上にある画像や文章をそのまま転載する行為は法的に問題があります。
  3. 校則に関する確認
    高校生や中学生の場合、学校でブログやSNSの利用に関してルールを設けていることがあります。学校外の活動であっても、学校のイメージを損なうような投稿や活動は処分の対象になることもあります。学校の校則を確認し、ブログの内容や運営方法に問題がないかを事前に確認することが大切です。
  4. 法律に関する理解
    学生がブログで収益を得る場合、特定商取引法や広告表示法など、収入に関する法律の遵守が求められます。たとえば、アフィリエイトリンクを貼る際には「広告である」ことを明示する義務があります。また、収入が一定額を超えた場合、親の扶養や所得税の申告義務が発生する可能性もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
  5. 親の扶養に影響する可能性
    ブログ収益が年間で一定額(日本では103万円を超えると親の扶養から外れる場合があります)を超えると、親の扶養控除に影響が出ることがあります。これにより、親が受けている税金の控除がなくなり、家計全体に負担がかかる可能性があるため、収益化を目指す場合は事前に親と話し合っておくことが望ましいです。
  6. 学校生活との両立
    ブログ運営に時間を割きすぎて、勉強や部活など学校生活に支障が出ないように気をつける必要があります。特に、ブログでの収益を目指す場合、記事の質や更新頻度が重要になりますが、それが原因で学業が疎かになることは避けるべきです。適切なスケジュールを立てて、バランスよく運営することが大切です。
  7. 扶養や法律に注意しながら
  8. 副業収入が増えすぎると、扶養から外れたり、税金の申告が必要になる場合があります。年間の収入が103万円を超えると、扶養控除の対象外となり、家計に影響が出る可能性があるため、収益が出始めたら親と相談し、収入の状況に応じて対応することが重要です。また、アフィリエイトや広告を掲載する際は、法律に従った適切な表記が求められるため、特定商取引法や広告表示法の知識も必要です。

ブログ運営の注意点

収益化までには時間がかかる

ブログで収益を得るためには、読者の信頼を得て、定期的に訪問してもらう必要があります。最初の数か月はあまり収入が得られない可能性があるため、焦らずにコツコツと続ける忍耐力が必要です。

ネタの選定や継続が課題

ブログのテーマ選びが収益化のカギとなります。自分の経験や興味を活かせるテーマを選ぶことが重要ですが、同時に読者が求める内容も意識する必要があります。また、定期的な更新が求められるため、無理なく続けられるペースを見つけることが大切です。

法律やマナーを守る

ブログでは著作権やプライバシーに関する法律を守ることが重要です。再雇用先の企業に関する情報を無断で発信することや、他者のコンテンツを許可なく使用することは避けましょう。また、読者とのコミュニケーションでも適切なマナーを心がけることが大切です。